最終更新日:2012年06月14日
[みょうぜんじきょうどかん]

明善寺庫裡郷土館

文化財の庫裡(くり)、鐘楼門、本堂、イチイの木によって知られる由緒あるお寺。真宗本覚寺より分派した門信徒により1748年に創建されました

概要

明善寺庫裡郷土館

江戸時代末(1817年頃)に、高山の大工副棟梁与四郎によって建てられました。客間である「でい」が「口のでい」「奥のでい」と3室に分かれており、南側と表側の一部が庭に面して回廊になっているのが大きな特徴です。

階上は郷土の民具などの資料が展示された「明善寺郷土館」として公開されています。

明善寺鐘楼門

屋根は茅葺きですが、1階に板庇(ひさし)をつけた珍しい建築物。亨和2年(1801)加藤定七により、延べ人数1425人を要して建てたと伝えられています。

梵鐘(ぼんしょう)は第二次大戦中に供出されたため、現在のものは戦後に鋳金工芸作家の中村義一氏(高岡市)によって作られたものです。

明善寺本堂

文化3年(1806)より欅材の伐採に着手し、20年近い歳月を経た文政10年(1827)に高山の大工水間宇助により、延べ9191人を要して建築されたといわれています。正面(西)及び南、北に縁があり、南側奥が花立部屋、北側は半鐘部屋、東奥側には後堂、中央部は2間で手前に外陣、その奥に一段高くして内陣があります。向拝の龍頭の彫刻などに細工師のすぐれた技術をうかがうことができます。

明善寺のイチイ

文政10年(1827)、本堂の建設に際し、副棟梁の大工与四郎が鐘楼門の横に記念樹として植樹したものと伝えられています。明善寺の石垣は伝建地区の保存対象となっていますが、このイチイの木はその石垣の一角にあって、境内全体の調和を保っているといえます。

利用案内

名称 明善寺庫裡郷土館(みょうぜんじくりきょうどかん)
所在地 岐阜県大野郡白川村荻町679(Googleマップ)
営業時間
  • [4月~11月]8時30分~17時00分
  • [12月~3月]9時00分~16時00分
定休日

不定休

入館料

[一般個人]大人:400円/小人(小学生・中学生):200円

[一般団体(25名以上)]:一般個人料金の2割引きと致します。

補足 県指定重要文化財
上記は参考情報です。最新の情報とは異なる場合がありますのでご了承ください。
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