
2020年12月17日、日本の「伝統建築工匠の技」が世界無形文化遺産登録されました。白川郷の合掌造りを守り繋いできた「茅葺」「茅採取」の二つの伝統技術を含んでの世界遺産登録です。白川郷ではこれら伝統技術を近世期から現代まで継承してきました。白川郷荻町合掌集落に加え、そこに暮らす人々が繋いできた屋根葺きやその材料を確保する茅刈りの技術が世界に認められたことは大変喜ばしいことです。
このコーナーでは今回の世界遺産登録を記念し合掌造りを受け継いできた白川村の伝統技術をご紹介します。動画コンテンツは新しい動画が完成次第随時更新していきますのでチェックいただければと思います。
文化庁報道発表資料「伝統建築工匠の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」ユネスコ無形文化遺産登録
白川村の伝統技術PR動画コーナー
◯ 世界の茅葺き職人と白川村民による屋根葺き動画from「国際茅葺き会議2019日本大会」
2019年5月「国際茅葺き会議2019日本大会」が白川村をメイン会場に開催されました。世界6カ国(イギリス・オランダ・ドイツ・デンマーク・スェーデン・南アフリカ)から茅葺き職人ら130人が来日、日本の茅葺き職人60人、国内関係者250人総勢400人あまりの人々が「茅葺きの未来」について語り合い、世界レベルの共通言語として「結」=「YUI」による共助の仕組みの普遍的価値を共有しました。国際会議当日、世界の茅葺き職人と白川村民が一緒に実施した屋根葺きの記録動画をご紹介します。
◯ 白川村の茅刈り動画from「われらが紡ぐ白川郷かややねプロジェクト2020」
2015年世界遺産20周年記念事業を皮切りに以後6年間実施してきた「秋のかやかりイベント」2016年からは(公財)日本ナショナルトラストの支援を受け「われらが紡ぐ白川郷かややねプロジェクト」として全国から茅刈人材を公募して村外参加者、村民協働作業で実施してきました。2020年はコロナ感染対策として村民のみの開催となってしまいましたが村民で紡ぐかやかりの技術をご覧いただければと思います。
屋根葺き技術写真
白川村に今も伝わる「結」の屋根葺き。白川村の屋根葺き技術は「結」の屋根葺きの現場で若い世代へとつながれてきました。いままで撮影された白川村の屋根葺き風景写真をお届けします。
登録記念書籍販売「結~次世代につなぐ、白川郷・茅葺き屋根の文化と技術~」の特別記念販売


▲ プレゼント記念はがき
世界に向けて白川村の茅葺き技術を発信する目的で作成した伝統技術照会書籍です。白川村の「結」の仕組み、茅葺きの工程別解説、関わる人々の思いなどを詰め込んだ一冊です。
今回は世界遺産登録記念価格として期間限定2021年3月31日まで、通常1,000円のところ半額の500円でご提供させていただきます。
お買い求めは白川村教育委員会事務局(05769-5-2180)までお問合せください。期間中書籍を購入された方には記念ハガキをプレゼントします。

