
蓮受寺境内跡
解説
この寺の歴史は本願寺九世門主実如から下付された本尊裏書によって初めて明らかとなり当時この寺は道善道場と呼ばれていた。この裏書によると、文亀3年(1503)「若松本泉寺門徒・願主明道」とある。若松本泉寺とは本願寺八世門主蓮如の七男蓮悟の寺である。この寺は加賀一向宗の中心寺院であり蓮受寺は若松本泉寺の末寺ということになる。
親鸞聖人の血脈につながる寺院を特別に連枝寺と呼んでいるが、若松本泉寺も連枝寺の一つである。連枝寺は末寺を持たないということが通説であったがその後本泉寺には現在四か寺の末寺があることが判明している。従って蓮受寺の場合も異例中のケースであり、歴史的にも注目される寺である。
昭和43年(1968)加須良集団ぐるみの離村の際にこの寺は愛知県春日井市中野町に移転、寺の本堂の建物は富山県南砺福光町東殿にある教了寺本堂として再建されている。
概要
種別 | 史跡[村指定] |
所在地 | 白川村加須良210、211番地 |
指定年月日 | 平成27年4月1日 |


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