天下の奇祭  ど ぶ ろ く 祭


祭りの御神輿行列 どぶろくの振舞い 獅子舞

どぶろくの由来
 かつて白川郷は、平家の落人のかくれやと言われ、古くから外との交渉の少ない土地柄であったため、村人の心をいやすものは酒以外にはなく、粟・稗の雑穀類で地酒をつくっていました。年代は明らかではありませんが相当古くから「どぶろく」が祭礼に用いられていたと思われています。
明治元年、会計宮布達による濁酒免許(100石につき金20両の税金)。明治4年免許制度(許可料金5両)が施行されましたが、神社祭礼用については、慣習により無税で濁酒をつくっていたと記録されています。
昭和23年に酒税法が改正され、神社の「どぶろく」にも、酒税が課税されることになりました。税金はアルコール度数13度未満の物に対し1キロリットルあたり98,600円を基準にして、度数が1度増すごとに8,220円ずつ加算した額が課税されます。昭和37年より酒税法が一部改正され製造限度量が7キロリットル(38石8斗8升)になりました。
「どぶろくづくり」は、古くより受け継がれた独特の技法をもって、雪にうもれた一月下旬に、神社酒蔵で造りこまれます。どぶろくは祭礼用として独特に許可されたもので、境内からの持ち出しはできません。




どぶろく祭の日程
地 区神 社 祭礼日 場所
荻町白川八幡宮 10月14日〜15日 荻町合掌造り集落南
鳩谷鳩谷八幡神社 10月16日〜17日 R156白山スーパー林道入口交差点
飯島飯島八幡神社 10月18日〜19日 道の駅白川郷正面
各神社の場所はこちら(白川郷観光協会HP)で地区名にて地図をダウンロードしご確認ください。


どぶろく祭の日程
日程(おおよその開始時刻)内 容備 考
9:00〜祭典神社で祭典神事
9:00〜村廻り地区内への御神幸行列
15:00〜15:30獅子舞奉納神社境内
15:30〜17:00どぶろく振舞神社境内
15:30〜16:30民謡奉納神社奉芸殿
19:00〜獅子舞奉納神社境内
21:00〜郷土芸能奉納神社奉芸殿


     [ご来場される方へ]

○荻町(白川八幡宮)の祭礼中(10月14日15日)について
・期間中は、合掌造り集落内へは地元関係車両及び集落内宿に宿泊される方を除き、進入をご遠慮願います。
・集落内にある「荻町駐車場」及び「荻町観光案内所」休業します。
・どぶろく祭りの館は、10月13日〜16日まで休業します。
・駐車場は「せせらぎ公園駐車場」及び臨時駐車場をご利用ください。(警備員や看板等にてご確認ください。)

○祭礼期間中について(荻町・鳩谷・飯島共通)
・各神社付近に臨時案内所・臨時駐車場を開設します。
・地区内への御神幸行列では、一部国道156号線を通りますので、通行される際は、警察、警備員等の指示に従い十分注意してご通行ください。

     [どぶろくをご賞味される方へ]
・どぶろくの振舞は、神社境内でのみ行います。
・振舞の時間帯は大変混雑しますので、神社関係者及び地元消防団
 の指示に従ってください。
・ご賞味される方は、事前にご志納のうえ参拝記念の盃をご用意ください。
・神社指定の盃以外にはお注ぎしません。
・盃の注がれたどぶろくを他の容器に移すなどして持ち帰ることはでき
 せん。発見した場合は神社から退場いただきます。
・車を運転される方は、絶対に飲酒しないでください。

どぶろくの振舞時には、神社奉芸殿(舞台)で地元民謡などの伝統芸
能も披露されますので、どぶろくと併せてご堪能ください。

どぶろく祭りの館


白 川 民 謡
 白川郷はかつて1年のうちで4ヶ月以上も雪に閉ざされる豪雪地帯でした。
家屋の雪囲いを済ませ、降雪で外の作業ができなくなると、集落の人々が家に寄り集まり、囲炉裏を囲みながら、酒を飲み、語らい、三味線を弾き、唄い、踊る民謡が幾百年も続きました。
この歴史とともに育まれてきた民謡は、祖先が残してくれた貴重な財産であり、今日も保存会によって受け継がれている。
白川民謡は、「こだいじん(※)」「白川おけさ」「しょっしょ節」「白川わじま」が代表的で、単調な中にもそれぞれ歌詞や曲に特異な哀切感ある郷土芸能です。どぶろく祭り等の祭礼はもちろんのこと、建前や屋根葺替、結婚披露宴などの酒宴で、披露され祝い親しまれています。
 昭和12年に、各集落に民謡保存会が結成された。普通囃子手(はやして)8人(三味線2人、太鼓1人、尺八2人、四つ竹1人、歌い手2人)と踊り子9人(手踊り4人、笠踊り5人)とされている。唄は各保存会共通であるが、踊りは異なっている。

※「こだいじん」は岐阜県の無形文化財に指定されており、題名の由来は、『子大事』つまり子供大事が転訛したものとされている。


白 川 村 の 獅 子 舞
 白川村の獅子舞は、地区によって演目が異なっているため、7地区の獅子舞保存会(平瀬、木谷、荻町、鳩谷、飯島、やまが、小白川)によって保存継承されている。
 獅子舞は、舞い手が4人入って8本足となり、百足獅子と呼ばれるものである。剣や刀などを持った少年が獅子と闘い退治する内容もあり、全国各地の獅子舞の中でも特異な形態と言われている。練習を重ね、秋の「どぶろく祭り」に全種目が演じられる。


※白川村の獅子舞は岐阜県の無形文化財に指定されている。