白川村について さまざまな取り組み
Print This Post

しらみずのチカラ(白川村小水力発電所)

最終更新日:2012年6月21日

2005年7月26日、第五次総合計画のひとつ「自然と共に生きる村づくり(クリーンエネルギーの開発推進)」への取組みとして、前年10月に白川村平瀬地内で着工した小規模水力発電所「しらみずのチカラ」が完成し、発電を開始しました。

「しらみずのチカラ」という名前は、大白川の「白水の滝(県文化財指定)」を源とする水で発電することと、温泉施設しらみずの湯に電気を供給していくことから付けられた愛称です。

「しらみずのチカラ」によって、エネルギーが生み出され続け、地球温暖化防止のため、二酸化炭素削減に貢献していってくれることが、取り組んだ白川村の願いです。

建設の経緯

白川村小水力発電所

この発電所は平成14年度に策定された「白川村地域新エネルギービジョン」において、自治体としても環境問題に対し、地域の特性を活かした自然エネルギー の開発利用への取組みが欠かせないということが提言され、その中で委員として参画して頂いた関西電力の提案により計画されたものです。

平成15年度に調査設計業務を発注し、事業の有効性について検討が行われました。その結果をもとに、平成16年度「ふれあい・やすらぎ温泉地事業(大白川温泉しらみずの湯)」による過疎債の借入れに併せ、温泉施設の付帯工事(自家発電施設の設置)として建設を決定し、同年中に河川法、電気事業法の許認可手続きを経て着工、総工費約1億6千万円をかけて建設を進めてきました。

自治体が水力発電所を建設したのは全国でも珍しく、県内初(2005年のことだそうです。

過疎債:「過疎地域活性化特別措置法」により、過疎指定された市町村が、過疎地域活性化計画に基づいて行う事業に対して発行が認められる特例債で、元利償還に要する経費の70%が地方交付税の基準財政需要額に算入されます。

「しらみずのチカラ」の概要

白川村小水力発電所

関西電力平瀬発電所の放水路上部に高さ約2mの取水堰を設け、取水口から最大毎秒2.3トンの放流水を取り入れ、約190mの導路(落差8m)によって発電所に導水し、最大150キロワット(一般家庭30~50戸分)の発電を行います。放流水を再利用するメリットは、一度発電に利用していることで、水の中に土砂などの混入が少なく、水量等も比較的安定し、取水管理の負担が少ないことです。また、周辺生態系への影響がほとんどありません。

みずのチカラ」の建設は、補助金や、過疎債等メリットの高い起債を受けることのできる自治体だからこそ、償却できる施設として建設できたものといえます。

発電した電気は、約800mの配電線路を経由し、大白川温泉しらみずの湯の照明や空調、融雪装置等に利用され、隣地に建設予定の「道の駅」での利用も予定 しています。また「しらみずのチカラ」が、経済産業大臣から「RPS制度」の対象となる「新エネルギー等発電施設」の認定を受けていることによって、夜 間等に余った電気とその環境価値についても、それぞれ電力会社へ売却することができます。

RPS制度:「新エネルギー等の利用に関する特別措置法」により、電力会社は、販売する電気量の一定割合以上について、風力・太陽光・地熱・水力 (水路式で千キロワット以下)・バイオマス等、経済産業大臣の認定を受けた新エネルギー等の電気と、その環境価値を、発電又は購入することが義務付けられ ています。

発電所の運用について

大白川温泉しらみずの湯は、大白川温泉観光(株)(指定管理者)により運営されていますが、この小水力発電所は、しらみずの湯の自家発電所として、同じ管理者により運用されます。村は、指定管理者と管理運用に関する協定を結び、管理者からは、毎年、減価償却費(過疎債償還相当金)等を村に納付して頂く予定ですが、それでもこの自家用発電所があることによって、温泉施設の営業に必要な電気を電力会社から購入するよりも、年間200万円~300万円の経 費削減が見込まれます。

完成見学会

白川村小水力発電所

2005年7月26日の発電開始日には、従来のような竣工式ではなく、郷土の新しい資産を、村の子供達に認識してもらい、水力発電のしくみや環境のこと、村の資源や歴史について考える機会になればと、小学校の高学年を対象とした完成見学会が行われました。

当日は、平瀬・白川小学校児童(4年~6年)14名と、その保護者の方が参加し、関西電力の講師の方から、環境にやさしいリサイクル発電の意義や水力発電の仕組みについて勉強しました。その後、除幕式を行い、子供達によってスイッチが入れられて、しらみずのチカラの発電が開始されました。そして、実際に工事に携わった関係者の皆さんからの説明や質問を交えながら、しらみずのチカラの見学を終えた後、子供達は平瀬発電所の見学をさせて頂き、関西電力の方か ら、建設当時の様子など、村の歴史を踏まえた説明を受けました。

平瀬発電所は庄川水系で最も古い発電所で、発電開始は大正15年、2005年で80年目になるそうです。大規模な修繕もされてきたでしょうが、適切にメンテナンスすれば、水力発電施設はずいぶん長く使えるようです。子供達は普段見ることのできないものを見学することができて、とても満足した様子でした。

このページについてのお問い合わせ
担当課:基盤整備課 建設係
TEL:05769-6-1311 FAX:05769-6-1709
→ メールフォームからのお問い合わせ
spacer spacer
▲このページの上へ