29
February
2016
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白川村第3期「地域おこし協力隊」募集中!

岐阜県大野郡白川村では「地域おこし協力隊」として活躍してくれる新たな仲間を募集します!

白川村の地域おこし協力隊は現在7人が着任しており、今回の募集は3期目となります。このページでは、募集概要と、隊員がどんな思いでどんな活動をしているのかを、村の冬の様子と一緒にお伝えします。皆様ぜひご一読ください。

また、応募に関しては本ページ下部の募集概要をご覧ください。

ミッションは、『幸せな環境』をつくることです!

写真・文:中村優

地域おこし協力隊第2期募集時の取材以来、1年半ぶりに訪れた白川村。今年は例年よりも雪が少ないとはいえ、初めて雪を見るタイ人観光客たちと一緒に、私もついでに「わーっ」と胸躍らせる。何度来ても、白川村はやはり堂々とした風格をまとっているから面白い。

白川村

村役場にお邪魔して、まずは、地域おこし協力隊第1期の募集からずっと彼らを見守り支え続けてきた高島一成さんと、新しく受け入れる村民課の吉實秀典さんから、協力隊のこれまでと第3期の隊員募集についてうかがう。「第1期のメンバーが3年目に入り、村民も地域おこし協力隊に慣れてきたり定住者が増えるなど、少しずつですが確実に村は動いています。でも一番は、彼らが村民には無い発想や生き方をしているので、村の子どもたちに新たな人生の選択肢が生まれたことが本当に大きい」と、高島さんは嬉しそうに話し、熱く続けます。「今回の募集のひとり目は、情報発信担当。私たち村民にとっての当たり前も、外から来た人のフィルターを通すとこんなに魅力的だったのかと村の良さを再発見させてもらうことが多々あります。フットワーク軽く動き自らの感性を活かして村の魅力を発見し、その情報を届けたい相手を考えて編集・発信をしてくれるような、明るい方を募集します」。

続けて吉實さんは、「少子高齢化が深刻になるなかで、独居の高齢者の方や子どもたちが心豊かに暮らせることは大変重要なことです。ふたり目の募集である地域福祉コーディネーターには、村民の『幸せな環境』作りに一緒に取り組んでいただきたいです!」と力を込めて話します。魅力的なミッションですが、成果としてはかりにくい「幸せ」を達成するために、具体的には何から始めたらいいものか。難しいなと思いながら協力隊の先輩たちの生活を垣間みると、彼らはもう、答えへ向かって着実に歩みを進めていました。

白川村地域おこし協力隊
左から福田麻衣子さん、梅本もゆるさん、前盛よもぎさん、石井直記さん、高橋淳さん、柴原孝治さん、大倉曉さん

白川村の隊員は現在7人。お揃いのつなぎを着てずらりと並んで撮ると、どんなところでもジャケットのカバー写真のように絵になるのが特徴的です。まず訪れたのは、「やまごや以上ほしぞら未満」という秀逸な名前のシェアハウス。空き屋活用の一環として、去年の3月から解体、そしてシェアハウスとして活用するためのリノベーションを始めたそう。

白川村地域おこし協力隊
シェアハウス「やまごや以上ほしぞら未満」と福田さん

「解体したり図面を考えるなど、リノベーションのプロセス自体もワークショップとして何度も開催したら、県外からも多くの方が参加してくれました。村の外の人たちと地元の人たちが関われる場を作りたいという構想が、少しずつ実現出来ています」。そう話す福田さんは、ふんわりとした雰囲気とは裏腹に、空き屋がまだまだ解体途中のような段階から毎日キャンプのように住み始めたという強者。近所の人たちも心配する中、「朝起きたら、獣にご飯を食べられちゃってたこともありましたね〜」と、本人はなんだか楽しそう。

ともに空き屋活用や移住定住促進に携わる石井さんは、「空き屋に残された古道具等に、本当に良い物がいっぱいあるんです。移住してから暮らしがシンプルになったので、古道具を見た時の感情だとか、自分が心から好きだなと思うものに素直に気づけるようになりました」と話します。

白川村地域おこし協力隊

続いて、前回訪れた際もお邪魔させて頂き、隊員全員が初年度からお世話になっているというご近所の「清ちゃん」のもとへ。ふとキッチンを見ると、自分の家かのように既に調味料の場所まで把握している梅本さんと前盛さんの姿がありました。

食品科学を専攻していたという梅本さんは、「新しいことに興味があるので、お母さんやおばあちゃんたちが経験して来たことを、そのニュアンスも含めて知りたいんです」と話し、白川村のお母さんたちと一緒にキッチンに立ってご飯を作りながら、背景も含めて作り方を教わったりしているそう。ランチに訪れた、そば団子が美味しいお店で出てきたお漬物も、彼女がお店を営む「なおちゃん」と一緒に仕込んだもの。「いつも顔を出してくれるから、地域おこし協力隊の存在がよく分かるようになったし、明るくあいさつしてくれるだけで雰囲気が良くなるわね」と、なおちゃんは嬉しそうに話します。

白川村地域おこし協力隊
お茶をいれる前盛さんと、右は第2期メンバーの4人

前盛さんは、早稲田大学を休学して隊員になった20歳!「東京でもとても多くの人と会ったけど、白川村の方が会う人の年齢層も幅広くて、色んなお話しができるからとっても楽しいんです」。自発的に、お年寄りがひとりで暮らす家を1軒1軒訪問し始め、一緒にご飯を食べたり恋愛トークをしたり、ファッションの相談を受けたりしているそう。

「こういうことって、とっても些細だし結果として見えづらいから後回しになりがちだけれど、何度か通うと畑のやり方や花の生け方を教えてくれるようになったんです。なにより、時間はかかるけれど、私がくることでみんなが笑顔になってくれたり幸せそうなのが肌で感じられるようになったんです」と、嬉しそうに笑います。幸せな環境づくりとは、みんなの日々の笑顔を少しずつ増やすこと。そんな、当たり前だけれど外から見えづらいことを楽しみながら出来る人と、それが仕事として重要だと分かってくれる役場の人が、白川村にはいます。

どんどん新しいことを開拓して村に風を吹き込んできた第1期。3年目に入る柴原さんは、住居兼カフェとして去年4月に「アオイロカフェ」をオープンさせました。とってもオシャレにリノベーションされたそのカフェは、若い人たちはもちろん、ひとり暮らしのおばあちゃんたちが寄り合っておしゃべりに花を咲かせるなど、憩いの場にもなっているそう。

白川村
アオイロカフェのカウンターに立つ柴原さん

情報発信を主に担ってきて、村民より村民らしいと呼ばれる高橋さんは、「青年団に入るなどの、趣味や実益を兼ねた暮らしの中で知った人や自然や文化を、自分なりに『まじめに面白く』編集して発信することが重要なんだと分かりました」と、情報発信においての、経験から学んだ重要なポイントを教えてくれました。

また、高島さんが「度肝を抜かれた」と話した去年の一大イベント「シネマキャラバンin白川郷」の立役者であり新規事業開拓をしてきた大倉さんは、最近は自ら世界遺産地区にある合掌造りの家で暮らしながら、行政や自治体の枠組みに変革をもたらせるような動きを続けてきました。

丁寧に村の人たちと向き合って暮らしの良さを再発見してきた第2期のメンバーは、今、廃校になった小学校で村の人たちがお金を出しあって作ったベーカリーの、新しい活用法についてわくわく考えているところ。

白川村
2015年7月に開催した「シネマキャラバンin白川郷」

7人全員が力を合わせつつ、自立して動く。彼らを見ていると、地域おこし協力隊になるためにここに来たのではなく、自分の住みたい場所で仕事をつくったり暮らしをつくる力をつけるために、協力隊という制度を強力なツールであり準備期間と捉えて来ているのだと教えてくれるようです。

「地域おこし」や、「地域おこし協力隊」がかつてより世間にも認知されはじめ、地方に向かうことがキャリアを「捨てて」と表現されるようなチョイスではなくなってきた今、これからの「地域おこし協力隊」の在り方をもっと自由にとらえ、地域のために出来ることはきっとあるはず。自らも楽しく突き進み周りをハッピーにする生き方を、白川村で実現してみませんか?

白川村

白川村地域おこし協力隊募集概要

仕事内容

(1)情報発信・新規事業担当

現在活動中の協力隊員と協力し、世界遺産集落だけでなく、新たな地域資源を発掘し全世界に向けて発信。良質な交流人口を獲得するため、今まで実施したことがない文化的な事業、知識の創造や蓄積につながる事業などを企画・運営するとともに、村民の主体的な活躍の場をコーディネイトする人材を募集する。特に村広報誌などのオウンドメディア、Facebookやinstagramなどソーシャルメディア、マスメディア対応など、横断的・戦略的な情報発信とブランド構築を行う。

(2)地域福祉コーディネーター

白川村役場福祉担当・保健担当と協力し業務を行う。いくつもの集落が点在する白川村の少子高齢化は大きな課題となっている。実際にこの美しく厳しい風土の中で支え合いながら暮らし、風景だけでなく、真に心のふる里を残している村としての、子どもたちや高齢者のしあわせ環境づくりの企画・運営をするとともに、村民の主体的な活動の場をコーディネイトする人材を募集する。特に、福祉の担い手組織として体制を強化していく白川村社会福祉協議会を運営し、新しい仕組みを企画していく。

募集対象

  • 生活の拠点が3大都市圏又は都市地域に居住している方(総務省の基準があります)
  • 普通運転免許(ペーパードライバーではなく実際に運転できる方)
  • 採用後は白川村に住民票を異動し居住していただける方

採用予定人数

(1)情報発信・新規事業担当:1名
(2)地域福祉コーディネーター:1名

勤務条件

【勤 務 地】 白川村役場、その他村内各所
【勤務時間】 8:30~17:15(休憩時間 12:00~13:00)
ただし、時間外の勤務を要する場合があります。(時間外手当・代休等で対応)
【休日休暇】 土日祝祭日、年末年始、有給休暇、特別休暇(夏季休暇、慶弔休暇など)

雇用体系・期間

【雇用期間】 平成28年6月1日~平成29年5月31日まで
【備 考】 着任時期は都合により相談可。
雇用期間終了後、継続希望の方は活動実績により最長3年まで延長できます。
また、地域おこし協力隊委嘱期間終了後は業務実績により、(1)は役場職員へ、(2)は社会福祉協議会への正式採用もあり得ます。

給与・賃金等

【月 額】 167,000円

待遇・福利厚生

  • 白川村臨時職員待遇(社会保険・雇用保険加入)
  • 住居に関しては、村内の物件を貸与(村にて借上げ)
  • パソコン、活動車貸与(1名1台・ガソリン代は本人負担)
  • 副業等については、定住に必要と判断されるものは、村長の許可を得れば可

応募者にみてほしいホームページなど

申込受付期間

 2016年2月29日~2016年4月5日(消印有効)

申込提出書類

  1. 履歴書(市販のもの)
  2. 「応募の動機」「白川村に魅力を感じる点」「自分の得意分野を踏まえ、白川村で取り組みたい活動内容とアイデア」の3点をA4用紙1枚程度にまとめて送付してください。
【送付先】 〒501-5692 岐阜県大野郡白川村鳩谷517番地
白川村役場観光振興課 地域おこし協力隊係

選考の流れ

 書類選考(上記1、2の提出書類を元に審査を実施)
   白川村
 面接(書類選考通過者対象)4月中〜下旬頃予定
   白川村
 採用通知 5月上旬予定

問い合わせ先

(1)情報発信・新規事業担当について:観光振興課・高島
(2)地域福祉コーディネーターについて:村民課 吉實
 TEL:05769-6-1311
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